ダイオキシン類分析

ダイオキシン類の環境省が実施する請負調査の受注資格審査(平成27年度~平成29年度)に合格いたしました。⇒ 環境省の発表資料はこちら

私たちを取り巻く環境問題は、近年、ますます複雑化、多様化しています。化学物質に関しては、従来の環境公害に見られる生活環境の悪化、健康被害といった直接的影響とは異なり、遺伝子作用に影響を及ぼし、世代を超えた長期的健康被害が懸念されていることから、ダイオキシン類に代表される内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)による新たな環境汚染問題がクローズアップされ、大きな社会問題となっています。
このような問題を解決するためには、ダイオキシン類や環境ホルモン対策に必要な正しい現況把握を行うことが重要であり、超微量レベル(1兆分の1g=pg)までの正確な測定解析技術が必要となります。
当センターでは、2001年度のダイオキシン類請負調査の環境省受注資格審査において、組織運営のあり方および的確な測定解析能力の有無を審査され、適合していることが認められました。その後の審査においても継続して適合を認められております。また、2003年1月にはダイオキシン類分析に関する特定計量証明事業所としての認定も受けております。
また、全国的に行われる分析精度管理調査への積極的参加により客観的に分析技術評価を行い、ダイオキシン類並びに環境ホルモン分析に関して、精度の高い測定値を報告しております。

ダイオキシン類の分析方法

試料中に含まれている微量なダイオキシン類の分析には、高度なクリーンアップ操作と高分解能GC-MSによる測定を行なう必要があります。通常は以下の手順で分析が行なわれます。

試料からダイオキシン類の抽出

抽出試料から妨害成分の除去

ダイオキシンとコプラナPCBの分画

高分解能GC-MSによる測定

ソックスレー抽出
有機溶剤を還流させることにより固体試料からダイオキシン類を抽出します。

エバポレーターによる濃縮操作

多層シリカゲルカラムクロマトグラフで試料中の妨害物質を除去します。

HPLC(高速液体クロマトグラフ)
HPLCを用いて試料から妨害物質を除去しダイオキシンとコプラナーPCBの分画を行ないます。