排ガス中の水銀の測定

1.はじめに
水銀に関する水俣条約の発効を受け、「大気汚染防止法の一部を改正する法律」が平成30年4月1日から施行され、水銀の大気排出規制等が開始されることになりました。

2.水銀排出施設の種類、基準値、頻度
水銀排出施設の種類、基準値、測定頻度等については、当センターのJECニュース№40(2016年12月号の補足資料)に記してありますので、そちらをご覧ください。

3.試料採取・分析方法
排ガス中の水銀測定は、全水銀(ガス状水銀と粒子状水銀)を対象として、環境省告示第94号に基づき実施します。いかにそれぞれの採取方法等を記します。

①ガス状水銀(湿式吸収-還元気化原子吸光分析法)
JIS K 0222(排ガス中の水銀分析方法)に準拠して、吸収液(過マンガン酸カリウム溶液と硫酸を混合)に排ガス100L程度を通気してガス状水銀を補修します。

②粒子状水銀(湿式酸分解法-還元気化-原子吸光法又は加熱気化-原子吸光法)
JIS Z 8808(排ガス中のダスト濃度の測定方法)に準拠して、代表的な性状のガスが採取できる位置に採取管を設置して、等速吸引を行いながら1000L程度以上の排ガスを吸引し、フィルター(ろ紙)に粒子状水銀を採取します。