グリーンコンシューマー

 グリーン購入とは、商品やサービスを購入する際に、再生樹脂や古紙を使った環境配慮型製品(グリーン製品)など、
環境に配慮したものを積極的に購入することで環境対策に積極的な企業を応援・評価し、
最終的には社会全体の環境負荷を少なくしていこうという取り組みです。2001年には「グリーン購入法」が施行され、
国の機関や自治体は「調達方針」を作成し調達方針に従って積極的にグリーン購入を推進することが義務づけられました。
(地方自治体は努力義務) これにより、グリーン製品の市場拡大・価格低下を押し進めようとしています。
 また、消費者グループとしてのグリーン購入活動は各地で活発に行われています。
日本で初めてグリーンコンシューマーという概念を紹介したのは、1991年京都のグループ「ごみ問題市民会議」が
京都市内の全スーパーと生協の環境への取り組みを調査し、出版した「買い物ガイド・この店が環境にいい」でした。
環境保護活動には多種多様な運動がありますが、日常生活に欠かせない買い物をすることで、
環境保護に貢献できるという点で、「誰にでも、日常的にできる」環境保護活動ということができます。

グリーンコンシューマーの10の原則

1

必要なものを必要な量だけ買う

2

使い捨て商品ではなく、長く使えるものを選ぶ

3

容器や包装はないものを最優先し、次に最小限のもの、容器は再使用できるものを選ぶ

4

作るとき、買うとき、捨てるとき、資源とエネルギー消費の少ないものを選ぶ

5

化学物質による環境汚染と健康への影響の少ないものを選ぶ

6

自然と生物多様性を損なわないものを選ぶ

7

近くで生産・製造されたものを選ぶ

8

作る人に公正な分配が保証されるものを選ぶ

9

リサイクルされたもの、リサイクルシステムのあるものを選ぶ

10

環境問題に熱心に取り組み、環境情報を公開しているメーカーや店を選ぶ

グリーン購入ガイドライン

(グリーン購入ネットワーク「グリーン購入ガイドライン」から抜粋・要約)

洗濯機

・使用水量が少ないこと
・風呂の残り湯が再利用できる自動給水機能が付いていること
・使用時の消費電力量が少ないこと
・長期使用を可能にするため、修理体制が充実していること
・使用後に分解して素材のリサイクルがしやすい設計になっている
・再生プラスチック材が多く使用されていること
・鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定の臭素系難燃剤(PBB、PBDE)を極力含まないこと

コピー機
プリンター
ファクシミリ

・使用時/待機時の消費電力量が少ないこと
・紙の使用量を削減できる機能がついていること(両面コピー/印刷機能、複数ページコピー/印刷機能)
・使用済み製品が回収され、部品再使用及び素材のリサイクルが行われること
・カートリッジ方式の場合、使用済みカートリッジが回収され、部品再使用及び素材のリサイクルが行われること
・再使用部品や再生プラスチック材が多く使われていること
・鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定の臭素系難燃剤(PBB、PBDE)を極力含まないこと

印刷・情報用紙

・白色度が過度に高くないこと
・塗工量ができるだけ少ないこと
・塩素ガスを使わずに漂白されていること(ECFパプル紙)
・リサイクルしにくい加工がされていないこと

エアコン

・使用時・待機時の消費電力量が少ない
・冷媒に、オゾン層破壊と地球温暖化への影響が小さい物質を使用している
・長期使用に可能にするため、修理体制が充実している
・使用後に分解して素材のリサイクルがしやすい設計である
・再生プラスチック材が多く使用されている
・鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定の臭素系難燃剤(PBB、PBDE)を極力含まないこと

パソコン
タブレット

・使用時/待機時の消費電力量が少ないこと
・長期使用や再使用を可能にするため、性能向上や機能拡張ができること。また修理体制が充実していること
・使用後に分解して部品の再使用や素材のリサイクルがしやすいように設計されていること
・使用済み製品の回収、再使用、リサイクルの方法が確立されていること
・再生プラスチック又は植物を原料とするプラスチックで持続可能性に配慮したものが多く使われていること
・環境や人の健康、安全に影響を及ぼす化学物質を極力含まないこと
・製品の包装又は梱包は、可能な限り簡易であり、再生利用の容易さ及び廃棄時の負荷低減に配慮されていること

文具
事務用品

●共通事項
・再生材料を多く使用
●事務用紙製品・その他の紙製品・ラベルなど
・白色度が過度に高くないもの
●ファイル・バインダー
・表紙ととじ具を分離し、とじ具を繰り返し再使用できるもの
・繰り返し使用するために見出しラベルを交換できるもの
●ボールペン・マーキングペン・修正液など
・消耗部分を交換したり、補充できるもの
●紙製の粘着テープ・ラベル
・樹脂ラミネート加工をしていないもの
・水溶性、水分散型、又は弱アルカリ水溶液分散型の粘着剤・接着剤を使用している

自動車

・エネルギー消費効率が良く、二酸化炭素排出量がより少ないもの
・排ガス中の窒素酸化物(NOx)、非メタン炭化水素(NMHC)、一酸化炭素(CO)、粒子状物質(PM)、及び黒鉛が少ないこと
・車外騒音が小さいこと
・エアコンの冷媒に使用する物質はオゾン層破壊や地球温暖化への影響が小さく、その量が少ないこと
・鉛、水銀。カドミウム、六価クロムを極力含まず、再生材料が多く使用されていること
・植物原料のプラスチック又は合成繊維で持続可能性に配慮したものが多く使用されていること

冷蔵庫

・使用時の消費電力量が少ない
・冷媒や断熱材発泡剤に、オゾン層破壊と地球温暖化への影響が小さい物質を使用している
・長期使用を可能にするため、修理体制が充実している
・使用後に分解して素材のリサイクルがしやすい設計になっている
・再生プラスチック材が多く使われている
・鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定の臭素系難燃剤(PBB、PBDE)を極力含まないこと

トイレットペーパー
ティッシュペーパー

●トイレットペーパー
・原料が古紙100%のもの
・ロール幅が狭いもの(目安は幅105mm)
・白色度が過度に高くないもの
・芯なしタイプで、シングル巻きであること
●ティッシュ
・古紙の配合率ができるだけ高いもの
・ペーパーのサイズが小さいもの
・白色度が過度に高くないもの
・詰め替えタイプであるもの
・ボックスタイプの場合、内容量がより多いもの
・パルプを使用している場合は、塩素ガスを使わないで漂白されたパルプ(ECFパルプ)の配合が多いもの